人気ブログランキング | 話題のタグを見る

卒業試験

卒業試験_b0110038_9574151.jpg


6月後半、梅雨まっただ中で雨の日の多いこの頃ですが、どんな天候でも(笑)子供たちは元気です。

今日は高学年の部で、3名の生徒が初段昇段の卒業試験にのぞみました。
卒業の一局は、講師との二枚落ちが原則です。
この日は自分が担当しました。
ちょうど対局前の講義が二枚落ちの定跡講座だったこともあり、講座のようにきちんとした手順で攻めてくることができるのかどうか、楽しみな気持ちで対戦しました。

結果は1名は見事卒業で、あとの2名は残念ながら次回以降に持ち越しとなりました。
3人とも定跡はほぼ完璧で、かなりの手ごたえを感じました。
ただし、上手も定跡講座どおりに負けるわけにはいきません。
卒業試験ということもあり、どこかで必ず変化して下手の対応を見てみます。
その変化についていけるかどうかが、初段になれるかどうかの分かれ道となるわけです。

卒業を決めた子は満面の笑みでした。
惜しくも勝てなかった子は、実に悔しそうな表情となります。
小学生にして勝負のきびしさ、勝敗のきびしさというものを感じることになります。
これはとても素晴らしい経験であると、個人的には思っています。

勝った子も負けた子も、3人とも対局姿勢がとてもよかったことを付け加えておきます。
この姿勢を続けていれば、今日逃した2人が初段となるのもそんなには遠くないと思います。

小林 宏

by shogi-kodomo | 2009-07-01 10:08 | 午後クラス日記